設計監理/相談 

・個別の質問には応じていただけますか。
・設計は、お願いできますか。
・建売住宅は、買わない方がいいということになるのでしょうか。
・やっぱり大手メーカーさんのような安心感がほしいとも思いますが。

 

 
品質性能
・床暖房や換気設備や住宅の気密性は関西のような温暖地には必要ないという、
  意見にはどう思われますか。

・棟梁に相談したら、屋根上に太陽熱温水器は重くて危険といわれました。

・高断熱高性能なら外断熱なんでしょ。

 
換気・通気

・換気と通気はどうちがうのですか。通風とも違うのですか。
・高気密高断熱住宅は、息苦しくて健康によくないと聞きますが。


 



設計監理/相談 
・個別の質問には答えて頂けますか。

 
   

家づくりについてのご質問には、できるかぎりお答えしたいと思っていますが、お約束はできません。あしからずご了承ください。

 

 
・設計は、お願いできますか。

 
   

具体的な設計等についてのご相談等については、お受けしておりません。

 

 
  ・建売住宅は、買わない方がいいということになるのでしょうか。

 
   

そんなことはありません。建売住宅は価格が安いことが多いですが、お買い得のこともあります。注文住宅に比べてどこがどのように安く造られているのかを了解した上で買うのがいいと思います。契約した後や工事が始まってから、安さの理由がわかっても買主さんとしては打てる手はほとんどありませんので。

 

 
 

・やっぱり大手メーカーさんのような安心感がほしいとも思いますが。

 
   

家づくりは、大規模建築とは違って、個々の職人さんや担当建築士がその家づくりの成否に大きく影響します。大手さんの家づくりでも結局、現場を作るのは一工務店であり、設計責任は建築士個人に生じます。欠陥住宅問題が、それを示しています。確認申請表紙に明記される設計責任者名は、法人名や所属先ではなく建築士個人名が求められます。直接あなたの家づくりを担当するのが誰なのか、あなたご自身が選ぶことが本当の安心ではないでしょうか。
またどんな大手さんでも経営上の不安が消えない現代、それを担保する保証制度を利用することも多く行われています。規模の大小より、担当してもらう建築士個人の能力や経験が問われると思います。

 

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品質性能
・床暖房や換気設備や住宅の気密性は関西のような温暖地には必要ないという、 意見にはどう思われますか。

 
   

よくある議論ですね。建主さんが家中温かいことを望むなら、それに設計士が答えられる技術力があっていいと考えています。省エネ規準の気密性のある住宅を指して「密閉された」「ポットのような」と表現しているのを聞きますが、気密性の高い住宅が「息苦しい」というのは誤解です。「季節の気配」と「部屋が寒い」ことはべつものです。ほかによく使われる言葉ですが、「家族の気配」と「家庭騒音」とがべつものであることと同じです。温度差や音の通り具合は、建主さんによって感じ方が違います。「家中温かくして欲しい」とか「こどもの騒ぐ声は聞きたくない」というのも「わが家の設計」のオーダーであれば、それに応えることも私は必要だと思います。個人的な嗜好でいうと、朝起きて寒くないとか、洗面や風呂トイレも寒くないとか、外から帰っても臭わないというのは気持ちいいものですよ。わが家の年寄りにも好評です。

 

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  ・棟梁に相談したら、屋根上に太陽熱温水器は重くて危険といわれました。

 
   

構造計算をして、どの場所にどれだけの重さがかかるのかキチンと把握した上で設計すれば、まったく問題はありません。しかし、法律で定められている確認申請用の壁量計算は早見表的な概算ですので、屋根上の特殊荷重などには不向きです。他社でこの程度の設計対応しかできない場合には、「危険」といわれてもしかたはないかもしれません。特に、2階にピアノやウォーターベッドを置くときには注意が必要。法律では、1平米当たり130kgの荷物にしか大梁は負担しない基準になっていますが、これらの重い家具や書架などはこれ以上の重さになりますので、このような場合には概算でなくキチンと構造計算をしておく必要があります。できれば木造2階建程度でもきちんと構造計算を行って安全性を確認してくれる設計事務所に依頼することをお勧めしています。

 

 
  ・高断熱高性能なら外断熱なんでしょ。

 
   

そうとも限りません。外断熱工法は、省エネ規準にも明記されている汎用の高断熱工法のうちのひとつです。外断熱でないと高い断熱性能や住宅性能が得られないというのは誤解です。同等性能は、外断熱以外の方法でも実現できます。
外断熱は、軸間断熱(内断熱、充填断熱)に比べて、材料費がかかります。特に発泡プラスティック系断熱材を使用した二重通気工法の建材メーカーによるフランチャイズでは、使用する建材や工務店が限られてしまい、コストが高くなる傾向にあります。このフランチャイジー工務店の出版本の刺激的なキャッチコピーと内容がひところ話題を呼び、すっかりお問い合わせのような短絡した誤解が多くなったようです。なんでもかんでも外断熱がベストということはありません。一つひとつの家の事情に応じて、もっとも適切な工法を選ぶことこそ、無理無駄のない家づくりの本来の姿です。

 

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換気・通気
・換気と通気はどうちがうのですか。通風とも違うのですか。

 
   

窓を閉めた状態での家中の空気の流れを、わかりやすく区別するために換気と通気は二つに分けて考えた方がいいでしょう。人の健康を目的に行う室内空気の入れ換えを、換気。家の耐久性を増すための床壁天井裏などの空気の入れ換えを、通気と呼んでいます。通風とは窓や戸を開けたときの風通しのことをいい、換気あるいは通気とは区別しています。(> 換気と通気 > 通風

 

 
 
・高気密高断熱住宅は、息苦しくて健康によくないと聞きますが。

 
 
 

誤解です。住宅の気密性は、省エネ目的のほかに、室内の汚れた空気を効率よく排出し新鮮な空気をまんべんなく取り入れるために換気をコントロールすることも目的のひとつにしています。たとえば調理の煙や匂いをレンジファンで排気しようとして、隙間の大きい家より、気密性の高い家の方が効率よく抜くことができるというのは、解りやすい例ではないでしょうか。またストローでジュースを飲むとき、穴の空いたストローではジュースはなかなか吸い上げられないというのもイメージしやすいと思います。暖冷房をしながら汚れた空気や無用な熱気や湿気を外に出す健康的な住宅は、隙間が多いとうまくいきません。極論ですが、暖冷房をせずに断熱もしないライフスタイルであれば気密性は高めなくてもいいのですが、現代の日本では「まだ」考えにくいですね。

 

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