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リフォームは、やむにやまれずすることが多いと思いますが、せっかくの工事。無駄にならずに、将来「やっといて、よかった〜」と思えるよう、目先のことだけに惑わされず、ひろーい視野で楽しくやりましょう。
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目的を整理
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はじめに当面する問題箇所をリストアップ。
たとえば、部屋やキッチンを広く/雨漏り/クロスの汚れ/畳の古び/食器や家財の収納不足(収納のノウハウ
>)など、思い立ったことをリストアップします。 |
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次にふだんあまり気にしていないところ。
外回りと床下や天井裏などをひとまわり。ヒビやカビ、錆や腐れなどの症状は、将来の耐震性や耐久性に関わる危険信号です(中古住宅のチェックポイント「中身を覗く」
> )。後で「しまった」とならないように、この際に見ておきましょう。 もうひとつは、将来を見越すこと。
たとえば、いまは不要でも将来、手摺をつけたい場所には、下地の補強を。
表面のお化粧のことばかりに気をとられていると、住み心地や長持ち
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こんなことも忘れずに
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□ 健康に配慮して(シックハウス特集
> )
リフォームの材料には、自然素材のものがお勧め。
目につかない接着剤やシロアリ駆除剤にも注意。 工事に使うすべての接着剤を有害な有機化学物質を含まないものにしてもらうこと。 またシロアリ駆除剤を使うときは、その健康被害に充分注意して。
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床下換気扇の新設で 通風確保
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床下換気扇で通風を良くしたり、ヒバ油や木酢、調湿炭などを使用するなどの方法がお勧めです。 材料で忘れがちなのは、竣工時のワックス掛け。有機溶剤のワックスを使ってしまえば、せっかくの健康仕様も台無し。業者さんの厚意でも丁重にお断りしておいてください。
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便利スイッチ (「ワイド」松下電工)
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□ 設備機器
換気扇の能力をランクアップしたり吸気口を設けたりすると、換気がスムーズに。
またスイッチ類は、夜光るホタルランプ付きのものや、高齢者向きの大きなスイッチ面のものなどいろいろ。これらの機器自体は安価なので、同時にするなら全体の工事費には響きません。
また照明器具や洗面化粧台などはショップ店頭で選ぶと、好みのものが安く手に入れることがあります。でも、工務店さんには契約時にその旨をはっきり明記しておかないと、工事の段取りが狂いますのでご注意。
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□ 鍵と防犯
ドアノブに鍵穴のある円筒錠や、縦の鍵穴のディスクシリンダーキーは、空き巣に簡単に解錠されてしまいます。鍵専門店に頼めば、防犯性の高いロータリーシリンダーキーやディンプルキーなどに一万円ほどで替えられます。
もし サッシュも交換するなら、ガラスを合わせガラス※にすれば、ガラスを破っての浸入がかなり防げます。 |
ディンプルキー |
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※ 合わせガラスは、2枚のガラスの間に透明樹脂フィルムを挟み込んで、ガラスをこじ破ったりうち破ったりしにくくする防犯用ガラスです。省エネに使う、ペアガラスは2枚のガラス間に空気層を設けたもので、防犯用ではありません。
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□ 火災保険の目減りに注意
新築時に入った火災保険は、年数が経つにつれて保障額が目減りしています。家屋の時価が保険金算定のもとになるためですが、全焼して建て替えようと思っても保険金では足りないということがあります。
そのためには「価額協定」付加の保険に5年ごとに入ると目減り分を復活できて安心です。保険料も一般的には年額2000円プラスアルファ程度です。
□ メンテナンス
塗装など自分でできそうなことは工事中に現場で少しやらせてもらうと、後のメンテナンスも自分で出来る勇気がでますよ。ちょうどその道の専門家が横についているわけですから、いい手ほどきを受けることになりますので相談してみたらいいですよ。
だだし工事のじゃまにならないように。
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工事会社の決め手
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□ 何をするかで工事会社が決まる
クロスを貼り替えたりするだけなら、インテリア内装業者さん。外装の塗り替えだけなら塗装業者さんで大丈夫。 部屋を広くするのに柱や壁に手をつけたり増改築するのなら、工務店に依頼します。必要に応じて骨組みの補強をしてもらいましょう。あたりまえにようだけど、工事種別に応じてその専門の工事会社や職人さんにお願いするのが、間接経費がかからずに安くできる方法です。でも工事種類が多いと業者間の段取りが難しくなるので、工務店に請け負ってもらうのがいいでしょう。
□ 工事費用について
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壁を打ち抜いたり、補強をしたりするのなら、
内装業者さんより工務店。
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昔からお付き合いのある業者さんにたのむ以外は、複数の業者さんに見積をお願いして比べましょう。 そのときの注意点は2つ。
・見積る内容を明示して、金額を比べる。
・逆に、金額を提示して、内容を比べる。
つまり何を比べるのかをはっきりとしておくことです。比べる内容がはっきりしていなければ、見積を比べることはできません。見積をお願いする内容を、メモでもいいから明記して業者さんに渡すようにしてください。
また予算には、予備費を見込んでおいてください。特にリフォーム工事では、工事中に予期しない出来事が起きて追加出費が必要になることが多くあります。発注する時には、発注額の1〜2割の予備費をフトコロに用意しておけば安心です。 |
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