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地盤沈下で割れた基礎
地震でなくても基礎は割れます。この例は、地盤が不同沈下(一方だけの地盤が沈む現象)したのが原因。幅は1cmを越え、もはやひび割れと呼ぶには大きすぎる程に、基礎が破断してしまっています。
割れた土間コンクリート
右方向への地盤の不同沈下で、新築後半年で生じた土間コンクリートの割れ。コンクリートを打ちさえすればよしというわけではありません。コンクリート土間に地盤強さ相応の鉄筋が入っていないと、構造上有効とならずベタ基礎とは呼びません。
雨水で地盤が緩み割れた基礎
新築時に良好な地盤でも、雨樋から雨水がたれ流されていると地盤がゆるみ、基礎は割れます。テラスの付け根が割れていることからも地盤の緩みが解ります。
地盤の液状化現象
地盤によっては、地震で砂が泥水のように噴き出して地盤が建物を支えきれなくなることがあります。この写真は、泥水が吹き出た跡が地割れのように残り、その間にきれいにそろった砂が積もっている床下です。こういうこともあるので、立地条件に合わせた地盤基礎工法の選択はとても大切です。
土台腐蝕と高い湿気、蟻道
床下が常に湿気の高い状態(この例では含水率が20%を超)にあると、このように腐ります。木部だけでなく補強金物も腐蝕します。写真奥の土台に蟻道が見えます。
土台のシロアリ被害
床下の湿気が高く乾きにくいと、土台がシロアリに狙われます。土中からの湿気の他、壁からの雨漏り、浴室の漏水、排水管からの漏水など、危険はいくつもあります。
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排水管漏水故障
床上はきれいに見えても、床下が腐っている場合があります。排水管からの漏水が大量でなくても長期間続いて乾きにくい状態であれば、床板や根太、土台まで腐らせてしまいます。
スウェーデン式サウンディング試験
木造住宅とはいえ、地盤の見た目だけで判断せずに地盤調査は必ず行いましょう。その結果から解る地盤の性質にふさわしい工法を選ぶことが大切(ベタ基礎はオールマイティではありません)。
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