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火 災

火災に対する配慮も、快適な住み心地を支える基礎のひとつです。
建築基準法は、燃えにくい家づくりや燃え移り難いような街づくりをするための基準を設けています。たとえば、屋根や外壁を燃えない材料でつくる。窓を火に強くする。内装も燃えにくいものにする。などなどです。

それらの基準は、地域によって加えられる制限が違います。町中で、建物が密集している地域では、防火地域準防火地域が定められています。それらの地域内では、たとえ個人住宅でもかなり厳しい防火対策を求められます。たとえば、窓ガラスは網入りガラスであったり、窓際に障子がつけられなかったり外壁の室内側にまで燃えない材料の使用を求められたりします。建て込んだ住宅地では、火災の延焼を防ぐためにやむを得ない規制かもしれません。

でも住宅の場合は、いつも慣れ親しんでいる環境なので、不特定多数が使う建物とは別の適した火災対策があるように思います。燃えない材料は、いずれ埋め立てゴミ。 たとえば、燃えないより燃えにくい、もし燃えても有毒ガスが出ない、すぐ安全に避難できる、そして隣戸に燃え移りにくいようにするなどです。たとえば庭木や街路樹は延焼をくい止めますし、庭や空地は地震で崩壊した家屋からの避難路になります。もちろん定められた法律は守らねばなりませんが、火災による生命財産の被害を防ぐ手だては、えてして材料や設備にたよる対策となってしまいがち。

日々の暮らしの工夫と、敷地や道路にゆとりある街づくりで、省エネ・親環境型の火災安全性を考えたいものですね。
 

 
       



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