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2.プラン案での希望の整理 <基本計画
 
せっかくのわが家。あれもしたい、これもしたいと夢が膨らみますね。まずはそんな希望書きから始めましょう。それをとりあえずのたたき台のプラン案にしてみます。その案では、希望がかなっているところ、まったく希望違いのところもあるかもしれません。でもそういう発見が、具体的なプランをつくる原材料になります。ご家族からのたくさんの意見も貴重です。
 
   
もし設計事務所をお使いになる場合、できれば早い段階で設計者をお住まいに呼びつけて、いまどんなことに困っているのか、何が家づくりのきっかけになったのかというところから、隠さずにお聞かせ下さい。今の家は散らかっていて恥ずかしいとか、新しくするのだから今の家のことはどうでもいいかなどと思われるかもしれませんが、今の家にこそ新しい家の種がぎっしり詰まっているのです。
 
   
こうした多くの情報を元に、プラン案を作るのです。プラン案を作ってみると、どの希望が実現できそうで、何が無理そうかわかってきます。このことにより、数々の希望の整理をするのです。第一にはずせないことは何か。大切な何かを忘れてはいないか。このプラン案で実現できそうにないことは何で、それを諦めてもよいのかどうかを考えます。
 
 
つまり、こうしたプラン案の検討で、家づくりの希望条件を整理するのです。この段階を<基本計画>といい、設計条件を確認して目標を見定める段階です。家づくりを決める準備段階でもあり、これがうまく行けば、家づくりの「足元を固める」ことができる、大切な時期なんです。
 
   

 

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