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家を建てるときとか、リフォームをするときとか、いちばん気になるのが、工事代にいくらかかるか、ですね。で、「いくらで、できます?」って、大工さんや工務店さんに聞いたとします。
大工さんは問われるままに、「そうねえ、坪○○万くらいかねぇ」といってくれるかもしれません。あるいは「坪35万でできますよ」って、さそってくるかもしれません。
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まだどんな家にするか決めていないこの段階での、「坪○○万」は、当然のことながら、大工さんの趣味と経験での話です。あなたの考えが反映しているとは限りません。
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寿司屋に入って、「おまかせでお願い」といっているのと同じ。トロやウニを食べたいのか、カッパや卵焼きでいいのか、注文をせずにお代を聞いているわけです。お代だけ先に聞いて注文し、出されたものはマグロ丼だった…というようなものです。
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まして住宅のつくりは、寿司のネタとは比べものにならないくらい、組み合わせは複雑です。その組み合わせをきちんと決めないで、どうしてお代がわかるのでしょう。その組み合わせをあなたの好みとふところ具合に合わせて考えることが「設計する」ということ。あなたの建てたい家のあれこれを決めて出す、「注文書き」が「設計図(契約上は設計図書)」。それなしでの大きな買い物は、地図なしの登山のようにも見えます。
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あなたは、「おまかせメニュー」派?「注文書き」派?とっちですか。 |
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